日記

ひまな今だからこそ見たい、仮面ライダーW(ダブル)

こんにちは。カズゥです。

前回は戦隊ヒーローものでしたが、今回は仮面ライダーです。よろしくお願いします。

見たきっかけ

シンケンジャーは、見たいときにはもう放映が終わっていましたが、特撮ヒーローものに火が付いたわたしは、同時期に放映してまだ終わっていなかった、仮面ライダーW(ダブル)をそのまま見ることになります。

以前、勤めていた会社の飲み会で仮面ライダーカブトを熱く語っていた上司を冷めた目で見ていた私が、まさか仮面ライダーを見ることになるとは。人生は何があるか、わかりませんね。

二人で一人の仮面ライダー

仮面ライダーW(ダブル)の特徴は、左翔太郎とフィリップの二人で一人が変身するところです。

二人で一人の変身もので有名なのは「ウルトラマンエース」と「超人バロムワン」とかがあります。

でも、二人で一人の変身もののネックは、ごっこ遊びがしにくいところです。なぜなら、二人で変身シーンを真似したあと、一人あまってひまになってしまうからです。

だからなのか、二人で一人の変身ものの作品は人気が出づらくあまり多くないです。

それを、W(ダブル)は画期的なアイデアで解決します。

W(ダブル)の変身システム

W(ダブル)は変身すると、翔太郎の体にフィリップの意識が移動することによって変身します。

そのとき、フィリップは意識が抜けるので、なんとぶっ倒れます。

そのままだと頭を打って危ないので、介抱役というか受け止め係みたいな女の子(亜樹子)がフィリップの体をキャッチして抱きかかえるわけです。

ごっこ遊びの本来ひまになる子に「ぶっ倒れる」という役割が与えられたのです!

ただ、フィリップ役の菅田将暉さんによると、やはりというか、砂場で急に倒れる子供が急増して、苦情もきたそうです。

心優しい仮面ライダー

翔太郎は探偵をしていて、風都という架空の都市で起きた怪人(ドーパント)絡みの事件を捜査しています。2話で1事件を解決するパターンなので見やすいです。

翔太郎はハードボイルドを気取っている割にはいつも優柔不断でフィリップや亜樹子に「ハーフボイルド」と茶化されます。

悪く言えば優柔不断ですが、よく言えばやさしいのです。

その翔太郎のやさしさが発揮されたのが、第5・6話です。

亡くなったパパが本当は生きていて仮面ライダーW(ダブル)になり、町の平和を守っていると思い込んだ少女が登場します。

それは父を亡くし毎日泣き続けていた少女を励ますために、ついた母の嘘でした。

翔太郎は最後まで悩み、いつかは明かされる秘密だとしても、少女の心を救うために正体を明かさずにパパのふりをし続けることを選びます。

シリアス担当の2号ライダー

2号ライダーの「仮面ライダーアクセル」も登場します。彼は家族を殺害した怪人に復讐するため、シリアスなストーリーを展開します。

基本的にはギャグ要素の多い仮面ライダーダブルですが、アクセルの復讐劇が良いアクセントになっています。

赤い仮面と復讐劇、仮面ライダーV3と似ています。アクセルは昭和ライダーのオマージュですね。

ギャグの多い平成ライダーのダブルとシリアスストーリーの昭和ライダーの系譜を継ぐアクセルの組み合わせは、甘いチョコと、しょっぱいポテチの組み合わせがやめられないのと似ています。

ビートルズで言えば、甘いポールとほろ苦いジョンのハーモニーの組み合わせ。

藤子不二雄で言えば、ロマンティックな藤子F不二雄とブラックな藤子不二雄A。

熱いサウナと冷たい水風呂。

辛い柿の種とピーナッツ。

50回見た最終話

ストーリーが終盤に近づくと翔太郎とフィリップの別れを感じさせる描写が多くなり、見逃せなくなります。

わたしが、一番のお気に入りは最終話です。夜になり発泡酒で晩酌を始めると、「今日も見るか」みたいな感じで、それこそとりつかれたように50回ぐらいは見ていました。(バカ)

いいんですよね、何と言いましょうか、出会いと別れっつーの?ネタバレはしませんけど。

 

ということで、プライム会員ならプライムビデオでタダで見れますので、テレビも再放送や総集編が多い今日この頃、今夜あたり仮面ライダーW(ダブル)はいかがですか?