こんにちは。カズゥです。
今更ですが、ゴジラ-1.0を見てきました。今日はその感想文です。
ゴジラ-1.0(マイナスワン)
基本情報
- 監督・脚本:山崎貴
- 出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介
- 公開年:2023年11月3日
- 製作国:日本
- 上映時間:125分
- 配給:東宝
あらすじ
映画は第二次世界大戦末期の1945年に設定されています。主人公の敷島浩一は特攻へ向かう途中で零戦が故障したと偽り、小笠原諸島に位置する大戸島の守備隊基地に着陸します。その夜、基地は恐竜のような島の伝説で語り継がれる生物「ゴジラ」に襲撃されます。敷島は整備兵の橘宗作からゴジラを零戦に装着されている20ミリ砲で撃つように懇願されるが、恐怖で撃つことができず、敷島と橘以外の整備兵たちはゴジラに襲われて死亡します。橘は仲間たちの遺体を前にして敷島を罵倒します。同年冬、東京へ帰った敷島は隣家の太田澄子から空襲によって両親が亡くなったことを伝えられます。
感想文
山崎貴監督といえば、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の冒頭でゴジラがでてくるシーンがあるんですが、そのシーンのクオリティが高く、いつかゴジラ撮ればいいのにと思っていました。
そう思っていたら、やはりゴジラを撮りましたw
シンプルに面白かったです。
ゴジラ映画は、『シン・ゴジラ』、2014年のハリウッド版『GODZILLA』と見ましたが、個人的に一番面白かったです。
気に入ったところ
まず、神木くんと浜辺ちゃんのコンビが良かったです。この二人のやり取りは朝ドラ『らんまん』みたいでしたw
まあ、撮影は朝ドラより先だったそうですが。
相性の良い俳優たちをセット起用するっていうのは、サッカーの代表チームで、同じクラブチームから複数人セットで選出するみたいなもんですよね。例えば、セルティックから古橋、前田、旗手をセット選出するみたいな。いちから、チームワークを確立しなくて済むので効率がいいですよね。
他の役者さんたちも良かったです。どっかの事務所から無理やりねじ込まれた感じの人がいないのがいい。
VFXも、劇場で見ててもCG感ゼロに感じました。個人的には「シン・ゴジラ」のゴジラのデザインのほうが異次元の感じがして好きなんですけど、この映画のゴジラも熱線発射システムがいちいち段階があってかっこいいです。
ゴジラが電車をつかむシーンは、初代ゴジラのオマージュを感じましたし、初代ゴジラでは見ることができなかった、その電車の中で何が起こっているのかをこの映画ではしっかり見ることができます。そのシーンでの浜辺ちゃんは必見です!w
あと、ハッキリ言ってオチは予想がつきました。しかし、それが嫌だったかというとそんなことはなく、そのオチであってくれと願いながら見ていました。王道でいいオチだったと思います。
そもそも、ゴジラ映画なんだから、このオチでいいと思います。
気に入らなかったところ
いくつか残念だったポイントがありました。
まず、ゴジラを退治するための「海神(わだつみ)作戦」を吉岡秀隆が演じる野田健治がスライドを使って解説するシーンがあって、これがワクワクして期待が高まります。
でも、実際にその作戦が実行されるとき、解説で聞いた内容をただ繰り返すだけだったので、「繰り返しかい!」と突っ込んでしまいました。作戦の解説で全部話さずに、2番目の作戦は奥の手として伏せておいてほしかったですね。
あと、物語の終盤に山田裕貴の見せ場があるんですけど、これが『ダ○○〇ク』まんまなので、このシーンはなくても良かったかなと思いましたw
一部で不評の説明的なセリフ
説明的なセリフが一部で不評です。
確かにそういった面がありますが、それは監督もあえてそうした気もします。たぶん、海外展開、英語に翻訳したときを考えたうえでの説明的なセリフではないかなと思います。
わたしたちも、ハリウッド映画を見ていてアメリカの文化や歴史をよく知らないので、わからない描写がよくあります。海外展開した場合、多少、セリフで説明しないとわかりづらいでしょうしね。
わたしはあまり、気にならなかったです。
見てほしい人
見てほしい人は、意外と朝ドラが好きな人におすすめですw
特に朝ドラ「らんまん」が好きだった人にはいいんじゃないでしょうか?
そりゃ、古くからのゴジラファンには多少不評だろうなと感じました。なんたって、朝ドラ版ゴジラといっても過言ではないですからね。
だから、普段ゴジラ映画を見ない人に逆におすすめしたいです。