こんにちは。カズゥです。
辛坊治郎氏、大ヒットの「鬼滅の刃」を絶賛「見終わった後にストレスがたまらない。正義は勝つって…ここでしょう」(スポーツ報知)
テレビで辛坊さんが、鬼滅の刃の魅力を水戸黄門のような勧善懲悪ものって言ってたんですけど、なんか違和感を感じました。もちろん感想は人それぞれですけど。
言っておきますが、わたしは、Amazonプライムビデオで全話を見ただけのにわかです。(なぜかえらそう)
確かに炭治郎たちが鬼を倒すストーリーですから勧善懲悪ものといえば、勧善懲悪ものです。しかし、この物語は単純な勧善懲悪ものでは説明できないものがあると思います。だって、鬼を倒したからといってあんまりスッキリしないんですよ。
まず、鬼たちは元人間です。なので、それぞれの鬼たちに人間時代のバックグラウンドストーリーみたいなものがあります。それは大体、悲しいです。
炭治郎は相手の境遇に同情しながらも、自分の仕事から逃げません。鬼を倒すという自分の仕事をキッチリ全うします。そこに何とも言えない悲しさ、そして優しさを感じます。
わたしは、この感覚に似た物語を思い出します。それは「ウルトラマン」の再放送で見た「故郷は地球」という回です。
ジャミラという怪獣がでてくるんですが、元人間、元宇宙飛行士なんですね。事故に遭って不時着した星で救助を待っているうちに、その星に適応化して怪獣になってしまうのです。そして国際的批判を恐れた母国に事実隠ぺいのため見捨てられるのです。
地球に復讐のため戻ってくるのですが、当然ウルトラマンに倒されます。最後は悲しげな断末魔をあげて死んでしまいます。
ウルトラマンだって、ジャミラのことをかわいそうと思っています。でも、被害が広がらないようウルトラマンはジャミラをやっつけなきゃいけないんですよね。
トラウマ回で有名なんですが、わたしも子供心にジャミラがとてもかわいそうだった記憶があります。
というわけで、鬼滅の刃を見るとジャミラ回を見た感覚を思い出すんですよね。少なくとも、見終わった後にストレスがたまらないってことはないですね。
炭治郎の鬼に同情してしまう優しさ、でも倒さなきゃいけない責任感。その優しさと心の強さに多くの人たちは癒されているんだと思います。
お前の感想もピント外れだと言われればそのとおりです。だってAmazonプライムビデオで全話を見ただけのにわかですから。(またえらそう)
PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像