こんにちは。カズゥです。
「日本サッカーの非常識」1日も休まない日本より、2カ月休むスペインのほうがなぜ強いのか 日本人は不安解消のために練習する
こんなコラムを読みました。サッカー指導者の稲若健志さんが、日本の選手は「もっとも練習をしている国なのに、もっとも結果が出ていない」と語っています。
日本人は頑張ることが好き
日本人って「頑張る」ことが好きですよね。映画でも漫画でも「頑張る」ストーリーが大好きです。「頑張る」ことにすごく価値を感じます。
でも、何でもかんでも頑張りすぎじゃないでしょうか。上記のコラムのように頑張っているわりに効率が悪いことも多い気がします。
仕事で言えば「残業」、部活などでは「居残り練習」とか。仕事や練習を集中して取り組み早く終わらせて帰るよりも、ズルズルとながく続けるほうが、価値を感じる人が日本人には多い気がします。
頑張らないほうがうまくいくものもある
頑張らないほうがうまくいくものもあります。その代表的なものが「睡眠」です。睡眠は頑張るとかえって眠れなくなります。
ネットでは、いろいろな快眠のライフハックがありますが、それで不眠を解決できる人は本当の不眠ではありません。
本当の不眠の方は快眠の方法を試せば試すほど眠れなくなります。
なぜ、頑張るほど眠れなくなるか
まず、眠気は追いかけるものではなく、待つものです。待っていると、どこからかやって来るのが眠気です。眠気は追いかければ追いかけるほど、逃げて行ってしまいます。眠気が来るのを待つしかないのです。
眠ることを頑張るほど、眠れないことを意識してしまう。眠れるようになるには、眠ること自体を忘れることが必要なのですが、これが案外難しいです。
眠るのをあきらめると、眠くなることありますよね。眠ってはいけないシチュエーションで眠くなることは、よくあります。
バスでも、電車でも目的地に近づくと眠くなったりしますし、つまらない映画でも、もったいないから頑張って見ようとしても結局は眠くなります。
考えないことの難しさの実験
眠るためには、頭から睡眠のことを考えないようにしたほうが良いのですが、ある特定のことを考えないようにしようとするのは難しいです。
ここで思考実験をしてみましょう
今から10秒間、「ピンクのゾウ」を想像しないでください。では、スタート!
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どうでしたか?思いっきり「ピンクのゾウ」が頭の中に思い浮かんだのではないでしょうか?w
このように、睡眠も「ピンクのゾウ」と一緒です。眠るためには睡眠のことを考えないようにしなければならないのですが、考えないようにすればするほど思い浮かびます。
快眠のための準備でかえって睡眠を意識してしまう。その結果、眠れなくなってしまう。
もうひとつ、実験をしましょう
今から10秒間、「ブルーのキリン」を想像してください。では、スタート!
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7、
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9、
10
どうでしたか?今の10秒間に「ピンクのゾウ」は思い浮かびましたか?よほどのへそ曲がりでない限り、「ピンクのゾウ」は思い浮かばなかったんではないでしょうか?
この実験からわかることは特定の何かを考えないようにするためには、その特定の何か以外の別のことを考えることが大事ということです。
つまり、眠るためには睡眠のことは忘れてしまって、睡眠以外のことに夢中になったほうが良いということです。
眠れない夜セット
わたし個人の考えですが、眠るための準備で余計眠れなくなるわけですから、逆に眠れないときの準備をするといいのではないかと思っています。つまり、就寝前に「眠れない夜セット」を準備しておくのです。
例えば、ソファにサイドテーブルをセットして、常温の麦茶と本を準備するのです。本はあまり興奮しない内容のものが良いと思います。
眠れない夜は、ベッドで粘らないでリビングに移動してちょっとリッチな夜を過ごすのです。
眠れない夜のひと時をリッチにすることによって、安心感を感じてリラックスするのではないでしょうか。
まあ、眠れない夜を楽しみにワクワクしすぎて眠れなくなるかもしれませんがw
頑張るところと頑張らないところのメリハリをつける
もちろん、全てにおいて頑張るなと言っているわけではありません。何でもかんでも頑張るのは効果的ではないということです。
例えば、筋トレは毎日、がむしゃらに頑張って筋トレをしても実は効果的ではありません。
筋肉は筋トレ後に傷ついた筋肉が回復するのを繰り返して、成長します。つまり、筋肉は休息をしないと大きくならないのです。なので、筋肉を大きくするには休息日が必要です。
また、試験勉強でも深夜まで勉強するのは、頑張っている感がありますが、本当に効果的でしょうか?最近の研究では、良質の睡眠が記憶の定着をさせることがわかってきました。
昔は、深夜にラジオを聴きながら勉強するものでしたが、今では勉強は早くすまして夜はさっさと寝てしまったほうが良いと考えが変わってきました。
結局、どこを頑張って、どこを休むか(頑張らないか)のメリハリをつけたほうが効果的、効率的ということだと思います。
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