読書感想文

【読書感想文】小飼弾の超訳「お金」理論【その1】  ニートはぜひ読んでほしい

こんにちは。カズゥです。

今回の読書感想文は、小飼弾著『小飼弾の超訳「お金」理論』です。

わたしは大変、感銘を受けたのでみなさんにもぜひ読んでもらいたいです。

特に印象に残ったところを紹介します。

長くなりそうなんで、何回かに分けます。

バランスシートは画期的な発明

要約 バランスシートは画期的な発明
  1. 人類史において、非常に重要な発明「複式簿記」つまり、バランスシート。
  2. 左側と右側が常に釣り合っているから、バランスシート。
  3. 借金も財産。
  4. バランスシートができたことで、自分のものと他人から借りているものを区別できるようになり、借金を行いやすくなった。
  5. 人からお金を借りることで、手持ちのお金でできる以上のことができるようになった。これが、資本主義の原点。

バランスシートは、株式投資で企業の決算書を読むために少し学習しました。借金も財産のうち。

借金できる男は、「信用」のある男ですね。わたしも、借金できる男になりたいです。今は無理ですけど。

自分の人生のバランスシートをExcelなどで作ってみたいですね。

自分への投資

要約 自分への投資
  1. 世の中を変えるのは力が必要。自分の考え方を変えるのがエネルギー効率が良い。
  2. 株や不動産は十分な元手ができてから。
  3. 現ナマが1000万円以下なら、全部自分にツッコむ。直接お金に結びつかなくても。
  4. 親のスネはありがたくかじらせてもらう。その代わり学習を。

資金が1000万円以下なら自己投資せよというのはわかる気がします。1000万円からなら、複利が効いてくる気がしますが、100万円単位だと、なかなかお金は増えないと思います。それなら、株や不動産を買わずに自己投資したほうがいいと思います。

では、自分への投資で何が良いか?それはやはり、読書かなと思います。小飼さんも、読書をおススメしています。

読書が一番コスパの良い自己投資かなと思います。図書館ならタダで読めますしね。

そして、読書が自分の考え方を変えるというのにも繋がってくると思います。

ニートは親からパソコンを買ってもらいましょう。親のスネをかじったっていいんです。

でも、PCゲームばかりしてたらダメですw

ブログなり、プログラミングなり、ちゃんと学習しましょう。

ブラック経営者だけではない、ブラック労働者もいる

要約 ブラック経営者だけではない、ブラック労働者もいる
  1. 従業員ではなく、株主になるべき。ただし、資金が数十万円程度なら、株式よりも「自分」に投資すべき。興味・関心のあることを学び、自分の価値を高める。
  2. 経営者を甘やかしてつけあがらせている。
  3. 慣れれば、奴隷というのはけっこう快適。指示されたミッションをルーチンでこなしていくのは、けっこう快適。そのため、奴隷状態から抜け出したい人は案外少ない。
  4. ブラック企業は、ブラック経営者だけではない。奴隷労働がおいしいと考える「ブラック労働者」がいるから成立している。
  5. 安易にクビを切られるという、すごく弱い立場に置かれて、雇用主の言い値で働かされているなら、結局のところ奴隷です。
  6. 「会社の外にいる人」なのに、進んで働きすぎてはいませんか?
  7. 会社は、あなたがいなくても回る。

よく聞くのが、「×月×日お休みするので、×月×日出勤します。」みたいに、シフトまで考えちゃうバイトの人とかいますよね。

働いている人が、なんでも経営者の言うことを聞きすぎた結果、経営者が調子にのって、ブラック企業が増えているということになるのではないでしょうか。

儲からない会社はつぶそう

要約 儲からない会社はつぶそう
  1. 利益を出せない会社、うまく回らない仕組みはさっさとつぶしたほうがいい。
  2. 「死に損ない企業」がゾンビのごとく延命されているのは、深刻な問題。
  3. 日本にはつぶれていなければならない会社がいっぱいある。
  4. 儲からない会社をそのままにしておくと、労働者が低賃金、長時間労働で使い倒される。
  5. 「会社をつぶして中の人をつぶさない」というのが正しいあり方。
  6. 日本はいつも真逆。会社をつぶさないために中の人をつぶしている。
  7. 日本は経営者にとても甘い国。
  8. 会社は単なる仕組みであり、器。不要になったらつぶせばいい。
  9. 守るべきは、あくまでも「人」です。
  10. 会社がつぶれた時に、人が不幸にならないようにする、それこそが政府の役割。
  11. 労働力をダンピングしている「ブラック労働者」は、「命令されたら、とりあえず従う」というメンタリティを、子どもの頃から刷り込まれた結果。日本の学校教育の結果かもしれない。

日本の失敗はバブル崩壊時に、会社ではなく「人」をつぶしてしまったことかもしれません。

ダメな会社はつぶしてしまえば良かったのに、ゾンビ企業として生き残ってしまいました。生命力、体力のないゾンビは人の生命力を奪って生きながらえます。ゾンビ企業も同じように、労働者を低賃金、長時間労働で使って生命力を奪います。

氷河期世代の高齢ひきこもりの原点もバブル崩壊時に「人」をつぶした結果だと思います。みんな必死で頑張ったんだけど、結局ずっと前からつぶされてたんですよ。心を。

ブラック労働者を生み出す日本の学校教育は、もう教育というより、洗脳に近いかもしれません。自分の頭で考える能力を奪っている気がします。

親は保守的なものですし、子どもには保守的な生き方を教えがちです。しかし、子どもは、親の言うことを聞かないものです。保守的な親の教えを聞かなかったからこそ、文明はここまで発展しました。

日本は儒教のベースの上にさらに、体育会系気質もあいまって盲目的に上の言うことを聞いてしまいます。

みんなが盲目的に上の言うことを、聞いてきた結果がこの失われた30年です。

日本のデジタル化の遅れも、デジタルを理解できない上の意見を聞きすぎた結果だと思います。

「女性の会議は長い」みたいなつまんないジョークに付き合いで笑う必要はありませんし、酔っぱらった目上の女性にキスを迫られても断りましょう。

「人」は生きている限り、何回でもやり直すことができます。「人」は守るべきです。つぶしちゃいけません。

その2に続きます。

Pete LinforthによるPixabayからの画像

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