こんにちは。カズゥです。
Unityは経験ゼロの初心者にはわかりにくい用語が多く、最初はとっつきにくさを感じるかもしれません。わたしも最初は横文字が多くてわかりにくかったです。
今回のぐだぐだ個人ゲーム開発では、理解しやすくするため、Unityを映画に例えてみました。
なお、あくまでもUnityのイメージを大まかにつかむための記事なので、Unity上級者が見ると、厳密には違うところがあるかもしれませんが多めに見てください。
Unity国で映画撮影
あなたはUnity国という国で映画撮影をすることになりました。映画は映画ですが、観客が操作できるインタラクティブな映画です。
Unity国
監督のあなたは監督、撮影監督、美術監督、音楽監督、脚本家などなど兼任するので大忙しです。まずはUnity国の住人を紹介しましょう。
GameObject人
Unity国の住人はGameObject人と呼ばれる人たちです。彼らは不思議な民族でいろいろなカタチ、キューブや球体などに変化できる能力を持っています。
映画の登場人物はもちろん、カメラマン、大道具や小道具、音楽担当、アシスタントディレクター(以下AD)など、この国に存在するものはすべてGameObject人です。
GameObject人の言語はC#言語
彼らGameObject人の言語は、C#と呼ばれる言語です。彼らに指示をしたいときはC#言語で脚本または説明書を書きます。
この脚本をUnity国では、スクリプトと呼びます。そのスクリプトにC#言語で書き込むことをプログラミング、またはコーディングと言います。そして、書き上げた脚本をGameObject人にわたすことをスクリプトをアタッチすると言います。
スクリプトをPlayerオブジェクトにアタッチする
GameObject人はコンポーネントという部品でできている
GameObject人はComponent(コンポーネント)と呼ばれる部品でできています。
例えば、Transformコンポーネントは、場所、向き、大きさを表していて、それぞれの数値を変更することによって移動、回転、拡大縮小させたりできます。
また、彼らは普段は物理法則の影響を受けないので、その場所にとどまっていますが、Rigidbodyコンポーネントをアタッチすると、物理法則の影響を受けることにより、重量を与えられ落下したりします。
そして、彼らは実体が無いかのように物をすり抜けてしまいますが、Colliderコンポーネントをアタッチすると、衝突するようになります。まあ、大体はオブジェクトを生成した時にColliderコンポーネントは付いています。
撮影の大まかな流れ
大道具の設置
まず、大道具ですね。背景や地面などを設置します。
役者の配置
主人公であるプレイヤーを配置します。他には敵も配置しましょう。彼らにもコンポーネントの部品を付けてもらいます。大体は当たり判定が必要とされるので、Rigidbodyコンポーネントや、Colliderコンポーネントを付けてもらいます。
小道具の設置
アイテムなどの小道具を設置します。
ADなどスタッフを配置
カメラマンはMain Cameraとして最初から配置されています。
ADさんとか音声スタッフを配置します。例えば、上から爆弾が降ってくるなら、爆弾降らせ係をADさんにやってもらいます。こういう時は、大体Create Emptyで空のGameObject人をつくり、その空のGameObject人に爆弾降らせ係のC#スクリプトをわたすと、爆弾降らせ係のADさんになるわけです。
あとは、音声スタッフさんを配置してBGMを鳴らしてもらったりします。ただし、効果音などは役者さん自ら効果音を鳴らしてもらう場合もあります。
役者への脚本とADへの説明書を書く
これが、C#言語でのプログラミング作業になります。例えば、プレイヤーならキーボードのDキーを押すと右へ移動、Aキーを押すと左へ移動、スペースキーを押すとジャンプなどです。
敵であれば、ある特定の区間を行ったり来たりするとか、プレイヤーを追いかけるなどです。
アイテムなども、拾ったら消えるなどの効果や、スコアに加算する動作も書きます。
脚本と説明書が書きあがったら、役者さんとスタッフにわたします(アタッチ)
編集する
このままでは、ステージ数もスコアも観客はわかりませんね。なので、それらがわかるようにUIを作って表示します。UIはユーザーインターフェースのことです。
試写を何回もして、映画の辻褄が合っているか確認します。おかしいところがあったら撮影しなおしたりします。ゲームで言えば、テストプレイとデバッグですね。
また、タイトルを作ります。作品によってはエンディングも作りましょう。
おわりに
どうでしょうか? Unityを映画に例えればこんな感じになると思います。Unityのイメージをつかみやすくなったなら、幸いです。
かえって、わかりにくくなったらごめんなさいw
mohamed HassanによるPixabayからの画像