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【雑談】なぜ岩手に野球の怪物が生まれるのか?【大谷翔平】【菊池雄星】【佐々木朗希】

こんにちは。カズゥです。

いやー、大谷翔平選手の活躍が凄まじいですね!このままホームラン王になっちゃうの?

大谷選手といえば、岩手出身です。岩手出身の野球選手には他にもシアトル・マリナーズの菊池雄星投手、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手がいます。

まだまだ知られていませんが、実はすでに岩手では中学、高校と怪物候補がまだいます。

岩手のスポーツといえば、昔はどちらかというとサッカー県で、岩手は野球不毛の地でしたw それが今や野球の県になってしまいました。

今回は、なぜ岩手に野球の怪物が生まれるのかを、岩手出身のわたしが調べてみました。

体格面

大谷選手の身長は193cm、佐々木朗希投手の身長は190cmと岩手出身選手には体格の良い選手が多いです。

岩手は北国

ベルクマンの法則というのがあります。

恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する

引用:Wikipedia

というものです。

要するに、人間の身体は寒い地域であるほど平均身長が高くなります。ヨーロッパでも北欧のほうが体の大きいスポーツ選手が多いですよね。

ベルクマンの法則 – Wikipedia

日本でも、平均身長は西日本より東日本のほうが大きいです。岩手は北国なので体の大きい選手が出現しやすいかもしれません。

栄養価の高い食べ物

岩手は美味しい食べ物が多いです。岩手は米どころですし、前沢牛などのブランド牛もありますし、三陸には海の幸もあります。

わかめ、昆布の消費量が全国1位ですし、豆腐も消費量が多かったはずですし、地元の牛乳を使ったヨーグルトの消費量も多いです。

しかし、そんな美味しい食べ物は諸刃の剣で、岩手は肥満要注意県ですw

3年前のデータですが。

肥満に注意が必要な都道府県ランキング、1位は? – 2位福島県

そのぐらい栄養価の高い食べ物が多い岩手なので、普通の人だと肥満に要注意ですが、アスリートが食べるなら体を大きくするのかもしれません。

技術面

技術面でいうと岩手では「Kボール」というボールを使っているそうです。

Kボール

「Kボール」とは軟球と硬球の中間みたいなボールだそうです。このKボールを使うことによって軟式から硬式へスムーズに移行できるようです。

140km投手、岩手なぜ多い 鍵は独自の「Kボール」:朝日新聞デジタル

Kボールとは、中学の軟式野球から高校の硬式野球へのスムーズな移行をめざし、2000年に開発された。
ゴム製で内部が空洞の構造は軟球と同じだが、重さや大きさは硬球と同じ。反発係数もできるだけ硬球に近づけた。
岩手では01年、千葉とともに全国に先駆けて、このKボールを使った大会が始まった。

引用:朝日新聞デジタル

環境面

次は岩手の環境面です。

岩手の面積

岩手はでかいです。面積の大きさは北海道に次いで都道府県中第2位です。

岩手はでかいために基本は車移動が多く、車に頼った生活をすると、運動不足になりやすく、前述した栄養価の高い食べ物と相まって、これまた肥満を誘発しますw

しかし、学校の場所にもよりますが、中学や高校への登校に長い距離をかけるようだと、体力面では鍛えられるかもしれません。雪道なら、なおさら体に良い感じの負荷がかかりそうです。

田舎なので早く寝る

岩手は田舎なので遊ぶところが少なく、高校生は他の地域と比べると早く寝ることが多いかもしれません。

総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」によると、岩手県は睡眠時間ランキングで全国4位(平均睡眠時間7時間54分)。
夜更かしランキングで同45位(平均就寝時刻22時43分)で、早起きランキングでは同1位(平均起床時刻6時17分)に立っている。

引用:日刊スポーツ

大谷ら大物育つ岩手は広く移動に時間→早寝早起き – 夏の地方大会

雄星、大谷、佐々木…なぜ岩手に好投手が続々誕生? – 夏の地方大会

前述した岩手の面積も関係してきます。学校が遠い場合、早寝早起きしないと遅刻してしまいますw

成長ホルモンには骨や筋肉を作る働きがあり、その分泌は就寝後2~3時間程度でピークに達します。成長ホルモン分泌を抑制するホルモン(コルチゾール)は早朝3時ごろから分泌され始め、遅寝だと両者が重なります。早寝だと成長ホルモンが抑制されにくくなると考えられ、成長ホルモン分泌が盛んな思春期前後までは、特に影響は大きいと思われます

引用:日刊スポーツ

早寝は体を大きくする効果があるかもしれません。

菊池雄星の活躍

岩手は起業家の人数ランキングで順位が下の方です。あまり、リスクを取らない県民性といえます。

岩手には、今までにもスポーツの才能を秘めた学生がいたかもしれませんが、その多くはリスクを嫌って普通の会社員などになっていたかもしれません。

大谷は高校時代、インタビュアーに「野球と勉強の両立は大変じゃないですか?」と聞かれ、こう答えていました。

「テストは簡単なんで大丈夫です」 …。たぶん、頭もいいんでしょうね…。

もしかすると、菊池雄星の活躍なかりせば、大谷は立派な公務員になっていたかもしれませんw

菊池雄星の活躍が野球の才能に恵まれた子たちに夢を見させ、リスクを取って野球選手になる決意をさせたのでしょう。

余談になりますが、最近の活躍するスポーツ選手には地方出身者が多いです。

日本人、アジア人として初めてマスターズを制した松山英樹は愛媛県松山市出身、テニスの錦織圭は島根県松江市出身、フィギュアスケートの羽生結弦は宮城県仙台市出身、バドミントンの桃田賢斗は香川県三豊市出身などなどです。

やはり、地方出身者はリスクを取ってチャレンジするのでしょう。これが、都会の子だと仕事がたくさんあるために、かえって普通の会社員になる子が多いかもしれません。

イギリスは経済が落ち込んでから、ビートルズのようなスターを生みました。ビートルズもロンドンのような都会出身ではなく、地方のリバプール出身ですね。

日本も経済が落ち込んだことにより、スポーツのスターがみんなを勇気づけるために、次々と誕生しているのかもしれません。

岩手の人 沈深牛のごとし

詩人の高村光太郎は、「岩手の人」という詩で「岩手の人 沈深牛のごとし」と岩手の人を牛に例えました。

大谷選手の活躍が凄すぎて、ちょっと陰に隠れちゃっていますが、菊池雄星投手も今期活躍されています。大谷選手は27歳、菊池雄星投手は30歳。

岩手の野球選手はさながら牛の歩みのように、大成するのに時間がかかります。しかし、その牛の歩みのように一歩ずつ確実に大成していきます。

「令和の怪物」こと千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が今のところ、さほどでもないと感じる方もいるかもしれません。

しかし、長い目で見てほしいです。20代半ばには大投手になっていると思います。

岩手の先輩怪物たちと同じように。

 

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