こんにちは。カズゥです。
最近、投資関係のYouTubeを見ていると広告がでます。つみたてNISAの広告とか煽りがスゴくないですか?
あなたもつみたてNISAで億万長者になれる!みたいな。確かにつみたてNISAは税金面では有利ですが、億万長者になれる!は言い過ぎじゃないですか?w
株式投資家の露出は勝ち組と負け組の両極端
株式投資の各種メディアへの露出は勝ち組と負け組の両極端になります。インパクトが大きいので取り上げられやすいためです。
サッカーJリーグで例えるなら、優勝争いと入れ替えの可能性のある最下位争いが取り上げられやすいですよね。それと似ています。
勝ち組
勝ち組で有名なのは「億り人」と呼ばれる人たちです。株式投資で1億円を達成するとそう呼ばれます。
また、トレーダーの方には何十億と稼ぐ人もいます。BNFさんとか、CISさんとか有名ですね。
米国株でも有名な方もいますね。
ブログは何万アクセスを集め、本も出版したりもします。まあ、それでも顔出しはまれですし、本名も明かさない方も多いですよね。でも、メディアへの露出は多いです。
彼ら勝ち組の人たちの露出がなぜ多いか?やはり、心の中では自慢したい気持ちもあるのではないでしょうか?w
でも、勝ち組の人たちばかり見ているとサバイバルバイアスにかかってしまいます。勝ち組の下にはたくさんの負け組がいます。
負け組
逆に株式投資で失敗した、負け組もメディアに取り上げられることが多いです。
現物で勝って自分には株の才能があると、調子にのって信用取引でハイレバ。株価が予想と逆に動き、破産。
あるいは、一つの銘柄に入れ込みすぎて、その銘柄の株価が下がればナンピン、ナンピンの嵐。気づいたときには、もう取り返せないぐらいの含み損を抱える。配当金をもらったってもはや焼け石に水です。
または、バイオ株の治験の成功を夢見て、現物と信用取引の二階建て。株価が上がるのと同時に買い増し、買い増し。しかし、治験の結果は失敗。ストップ安で張り付く株価。損切りできないまま、連日ストップ安。そしてとうとう借金を背負うことに。
こういった株式投資での悲惨な体験もメディアに取り上げられやすいです。なぜなら、人の不幸は蜜の味だからです。
また、彼ら負け組も負けた愚痴を聞いてもらいたいのでしょう。
株式投資につくギャンブルイメージ
大体の人は、どうしてもこの両極端の勝ち組(成功)と負け組(失敗)の結果をメディアで目にする機会が多くなります。すると、株式投資は成功か失敗か、一か八かのギャンブルのようなイメージがついてしまいます。
その結果、株式投資=怖いといったイメージがつき、投資としてはかなり堅実といえる、つみたてNISAでさえ、妻や親に反対されてしまうという笑えない話になってしまいます。
中間の成功者は隠れているが意外と多いはず
Jリーグの中位争いはあまりメディアに取り上げられません。まあ、インパクトが無いですからね。どうしてもサッカーファンの興味は首位争いと最下位争いに集中します。
それと同じように株式投資の勝ち組と負け組の中間、ここでは中間組と名付けましょう。中間組はあまり、メディアに取り上げられません。
しかし、わたしはこの中間組に実は多くの成功者がいると思っています。
中間組はまず、株式投資をしていることを隠しています。なぜなら、いいことが無いからですw
日本で株式投資をしていて、そこそこ儲かっていることが人に知られて、それが親せきや知人だったら、タカられるかもしれませんし、なにより、日本という国は成功者への嫉妬がスゴイです。中間組はそれをわかっているので、株式投資をしていることを隠しているのです。
金融リテラシーの高い彼らは収入>支出を考えているために、過度の贅沢をしません。マイホームをローンを組んで買うことはせず、そんなお金があったらまず株式を買う選択をします。
車も高級車などは買わず、軽自動車どころかエコカーシェアリング、そもそも車は買わないかもしれません。
目立つ消費はしないので、そのため他の人には気づかれにくいでしょう。
本当の儲け話は他人には言わない
あなたは、もし99%ホームランを打てるバットがあったとして、それを100万円で売るでしょうか? 売らないはずです。
なぜなら、もし99%ホームランを打てるバットがあったら、自分がプロ野球選手になってホームランを打ちまくり、億の年俸を稼いだほうがいいからです。
株式投資も同じです。もし、99%儲ける方法があったら、それを他人に安く売るはずがありません。自分でその儲け方を実践し、億り人になったほうがいいからですw
なぜ、人は99%ホームランを打てるバットには騙されないのに、99%儲ける方法には騙されやすいのか?
それは、大体の人に野球の知識が少しはあるからです。ホームランはバットのおかげではなく、選手の日ごろのトレーニングの賜物と知っているからです。
本来、それと同じで株式投資での成功というのは、儲ける「方法」ではなく投資家の日ごろの努力の賜物ということになります。
「この株式投資法を実践すれば億万長者!」みたいな売り文句は大体大袈裟ですし、「株式投資で破産して人生オワタ」みたいな記事も、さほど恐れる必要はありません。
だんだん、話がまとまらなくなってきましたが、何が言いたいかというと、あまり両極端な話は話半分に聞いて、つみたてNISAぐらいから株式投資をスタートするのは全然安心ですよ、というお話でしたw
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