こんにちは。カズゥです。
今年も、確定申告が無事に終わりました。いや、無事じゃないです。間違えたところがあったので、修正申告というものを初めてしました。まあ、それは置いといて。
個人事業主になろうとして、最初のハードルは、「確定申告」ではないかなと思います。これがむずかしそうで、個人事業主になるのを、あきらめている人もいるのではないでしょうか。
なんといっても、日本は学校で「確定申告」を教えない国ですからね。
そんな、「確定申告」ですが、わたしも、最初はわけがわかりませんでしたが、やってみると、そんなに、むずかしくないよというお話です。(間違えといてよく言う)
よくわからないまま確定申告をする
わたしの場合は、親が急に亡くなったので、 問答無用で確定申告をすることになりました。
納税者が死亡したときに行うのが、「準確定申告」です。期限は、4ヶ月以内です。
親が亡くなって、バタバタしているのに、悲しみに暮れる暇もなく、税務署に赴いて申告しなければいけません。
わたしはバイトで、納税は源泉徴収でしたので、ほぼ、税の知識がゼロの状態で税務署に行きました。
ほとんど、税務署の職員さんに手伝ってもらって申告したんですが、途中、質問されても、質問の意味さえわからず、「ハァ…」と適当に相槌を打っていたら、その職員さんにキレられたりしましたw
確定申告を毎年することになった
わたしの家は家の一部を、店舗として貸しているので、家賃が毎月入ってきます。
なので、親が亡くなったことで、それを引き継いで、毎年確定申告をしないといけなくなりました。と同時に親の遺産が入ってきたので、その遺産で株式投資をはじめました。
源泉徴収ありの特定口座なので、本来は確定申告をしなくてもいいのですが、確定申告をすることにより、損失を持ち越しできたり、損益通算もできて、なにかと便利なので、こちらもついでに、申告することにしました。
おすすめの本は実はダイヤモンド・ザイ
税務署員さんにキレられるぐらい、 税の知識がまったくゼロのわたしでしたが、必要に迫られたため、少しは確定申告の勉強をしないといけなくなりました。
そこで、町の本屋さんにでかけて、確定申告の本を立ち読みしてみるわけですよ。毎年、確定申告の時期には、例えば「ラクラク確定申告」とか、「かんたん確定申告」みたいな本が本屋さんに並んでいます。
で、それらの本をパラパラと読んでみるんですが、何が書いてあるのか、まったくわけがわからないのでその本を、そっ閉じして自宅に帰りますw
あの手の本は、長年確定申告をしている人に向けて、かんたんと言っているわけで、初心者に向けて、かんたんと言っているわけではないのがわかりましたw
そういう、わたしみたいに「確定申告」の知識のない人におすすめの本が、「ダイヤモンド・ザイ」です。
「ダイヤモンド・ザイ」といえば、主に株式投資を扱っているマネー誌です。
毎年、確定申告の時期には、確定申告の特集が組まれます。
これが、わかりやすいんですよね。確定申告って、毎年、どこかしらに変更があったりするんですけど、その変更もきちんと更新されます。
基本的には「e-Tax」での申告が、メインに書いてあります。「e-Tax」というのは、オンラインで、申告できるシステムですね。
国税庁の確定申告書等作成コーナーで、申告書を作成するのですが、自動計算してくれるので、とても楽です。
これが、手書きだと手動計算になります。手動計算だと、ここで足したものを、これと足して、足したら2枚目のこの部分に飛んで、みたいに超複雑です。
あと、「e-Tax」で申告書を作成するなら、電子申告がベストです。保険の控除証明書や、証券会社の特定口座年間取引報告書などの、提出書類を省略できるからです。もちろん、書類の保管はしておかなくてはいけませんが。
印刷だと、各種提出書類を台紙にペタペタ貼って提出しなければいけません。それが、すごくめんどくさいです。
あと、最近は、スマホでも確定申告できます。わたしは、スマホだとやりにくいので、PCで申告しますけどね。
「ダイヤモンド・ザイ」は、どの項目に、どの数字を入れるのかとか、ビジュアル的に説明してくれるので、 大変わかりやく、確定申告初心者には おすすめです。
会計ソフトを使えばもっとかんたんらしい
クラウド会計ソフトの確定申告機能もかんたんらしいです。やよいの青色申告とか、マネーフォワードとか、freeeとかですね
なぜ、らしいかというと、わたしもまだ使ったことが無いからですw
特に、freeeだと、 ○×で答えていると、申告書が完成されるみたいです。わたしも、来年の確定申告には使ってみようと思います。
税務調査はそんなに来ないらしい
確定申告をむずかしく考える人で、税務調査が怖い、みたいな人が多いのではないでしょうか?
最近読んだ、『マンガ 会社員より得をする!? フリーランス・個人事業主が賢く生きるマネー術』という本では、
小規模の個人事業主であれば税務調査は一生に1度か2度程度ですよ
とありますので、過剰に恐れる必要はないんじゃないでしょうか。
わたしも、最初のころの確定申告では、何か間違いがあって、税務署から電話があるのではないか?と、ビクビクしていましたが、今までに、税務署から電話がかかってきたためしはありません。
なんでもかんでも、経費にしたりとか、よっぽど、無茶なことをしない限りは、こじんまりとした個人事業主には税務調査は、ほとんど来ないんじゃないでしょうか。
期限内なら間違えても再度提出してOK
確定申告の時期は、 毎年、大体2月15日から 3月15日までです。この期間内なら、間違えても、直して再度提出すれば大丈夫です。
常に新しく、提出した申告書が採用されます。
もちろん、何十回とか提出した場合は、注意があるかもしれませんがw
絶対に間違えてはいけないみたいに、ガチガチに緊張して作成しなくても、大丈夫です。
法人化した場合はむずかしくなります
ここまでの、思っているよりも確定申告はむずかしくないという話ですが、あくまでも、個人事業主の場合です。
これが、法人化した場合ですと、むずかしくなります。大体は、税理士さんにお願いすることになると思います。
確定申告はむずかしいことにしておこうという世の中の空気
開業届を税務署に提出して、個人事業主になる分には、国としてはウェルカムらしいです。
個人事業主がどんどん稼いで、税収が増えれば、国にとっては喜ばしいことですからね。
でも、なぜか、確定申告はむずかしいということにしておこうという、世の中の空気を感じますw
国にとって、楽なのは、大体の人がサラリーマンで、それぞれの会社で源泉徴収してもらうのがベストなんでしょうからね。
あまり、個人事業主が増えまくって、みんなが確定申告と税に詳しくなって、節税されるのも嫌だなという空気も感じますw
ちなみに、社会保険料は国会審議を通さなくてもいいので、引き上げ放題です。
税理士さんたちも、あまり、ハッキリとは「確定申告は思っているより、簡単だよ」とは言わない雰囲気です。やはり、税理士さんはお仕事を依頼してほしいでしょうからw
しかし、まあ、人間は必要に迫られたら、むずかしそうなのも、できるようになるものですね。
でも、まあ、いざとなったら、税理士さんにお願いするのも手ですしね。もちろん、お金はかかりますが。
というわけで、確定申告がむずかしそうだからという理由で、個人事業主になるのを、尻込みしていたら、もったいないよというお話でした。