こんにちは。カズゥです。
今日はドラマ雑感です。
MIU404
このドラマは、最終話前、最終話と、その展開に呆然と口を開けながら見ておりました。
綾野剛と菅田くんのすごさはあちこちで語られていると思いますので、ここでは星野源に言及したいと思います。
彼の演技の良さは俳優であると同時にミュージシャンでもあるためか、どこか肩の力の抜けた飄々とした良さでした。ちらちらと星野源が見え隠れする良さです。
「コウノドリ」では物語終盤の四宮先生の破顔一笑は、どっから見ても星野源でしたし「逃げるは恥だが役に立つ」でもCM前の餃子の具がはみ出たと、ガッキーに見せる姿は平匡さんというより、やはり星野源でしたw
しかし、この「MIU404」では役に入れ込み、まるっきり「志摩一未」そのものでした。新たな一面が見れて良かったです。
MVでは演出もしているみたいなので、いつか映画監督にもチャレンジしてほしいです。
半沢直樹
わたしは流行り物をあえて、避けるスタイルなので前作は見ませんでした。今回初めて見ましたが、面白いですね。
感じたのは、すごくカット割りが多いということです。会話のシーンでも、カットを割りまくってます。
このYouTubeを思い出しました。
黒澤明は、会話メインなどの動きのない退屈になりそうなシーンでは、雨を降らせたり、やかんの湯気をゆらめかせたり、画面に動きのあるオブジェクトを置き、観客の目を引き付け飽きさせないようにしています。
会話のシーンって、大事なことが語られるわりに、退屈に感じ集中力が途切れることが多いのですが、半沢直樹では、このカット割りの多さで会話シーンに集中できますね。
キワドい2人―K2―池袋署刑事課神崎・黒木
旬の二人の出演のわりに、なんか古臭いです。まず、困っているお年寄りを助けて、遅刻する主人公って古いマンガ、平成のジャンプ、いや、昭和のジャンプか!と突っ込んでしまいました。
あと、身代金目的の誘拐も古いです。同じ悪事でもリスクの低い振り込め詐欺で大金をせしめることができる時代に、リスクの高い誘拐なんかしないです。
身代金目的の誘拐は検挙率が高く、成功率もほぼ0なため近年ではほとんどありません。なので、最近のドラマでほとんど題材になることはありません。と、思ったら原作が漫画なんですね。失礼しました。漫画では自然でも、ドラマだと不自然になっちゃうんですよね。
同じTBS、同じ刑事もの、同じバディものでもMIU404とこんなに違う出来になっちゃうんですね。不思議です。
親バカ青春白書
日テレのこの時間帯は、成功と失敗とハッキリ分かれる気がします。賀来賢人なんか、「今日から俺は!」でブレイクしたのに、「ニッポンノワール」で危うくダークサイドに落ちるところでした。しかし、「半沢直樹」で無事に生還しました。危ない、危ない。
脱線しました。この「親バカ青春白書」は残念ながら失敗に入るかな?と思います。
なんてったって、ムロちゃんと福田監督ですからそのうち面白くなるだろうと期待して見ていましたが、全7回と短く、面白くなる前に終わってしまった感じです。
親バカが子供と一緒に大学に入学しちゃうという、アイデアがあっていざ回してみたけど思ったより面白くならなかった感じかなと思います。
福田ドラマおなじみのアドリブ合戦は、ほとんど無く、なんかいい話にまとめようとする感じが残念でした。もっとドライなほうが好きです。
第6話の監督は、コロナ禍の影響でムロちゃんが務めていますが、コロナというより福田監督のやる気がなくなったのでは?とわたしはみていますw
収穫としては、最初は1分ぐらいの出演だったガッキーのモチベーションが上がったのか、最終話では特攻服を着たり、タンカをきるなどの活躍が見れたことですねw
つーか、福田作品では佐藤二朗が見たい!佐藤二朗が!
以上です。