こんにちは。カズゥです。
みなさんは信長の野望ってプレイしたことありますか?あのゲームって中盤ぐらいから中だるみしませんか?
個人的に、あのゲームの中だるみの感じが今の時代に似てると感じました。
ゲームの中だるみ問題
信長の野望って序盤は面白いんですよね。内政、外政、戦。ゼロから築き上げていく。領土も数少ないところからスタートして、どんどん増えていく。自分の領土でマップが埋まっていく感じ。やりがいがあります。
でも、中盤ぐらい、国力も充実、戦力も充分、半分以上が自分の領土になるあたり、天下統一も目前。先行きが見えたとたん、プレイのモチベーションがグッと下がりますw結局、そのままプレイしなくなります。
また、マインクラフトなら、最初のワクワク感は最高ですね。何も持っていないところから、スタートして、最初の一夜を無事に通過するため、とりあえず穴を掘って、仮の住処をつくるんですよね。日暮れにドキドキしながら。そして、素材集め、モンスター退治、家の建築。
でも、このゲームもまた、順調に進んで中盤ぐらいから、なんかめんどくさくなってくるんですよね。
わたしの息子も、マインクラフトを最初から何回もプレイするので、ゲーム序盤のセーブデータだらけです。
また、他には「ラスボス前症候群」というのがあるそうです。あとはラスボスを倒すだけの状態まで進めたのに、そこでゲームをやめてしまうことだそうです。寂しくて終わらせたくないとか、いろいろ理由はあるようですが、クリアの道筋が見えてくると、作業感がアップしてめんどくさくなってプレイをやめてしまうようです。
「乾いている世代」と「乾けない世代」
「モチベーション革命」という本があります。著者は尾原和啓氏です。
「なんのために頑張るか」という働くための価値観、モチベーションがある世代を境に大きく変わってきているそうです。
それを、「乾いている世代」と「乾けない世代」に分類し、解説してあります。要約してみます。
乾いている世代
団塊の世代から上の世代です。ないものを、いかに埋めるか、それが最大のモチベーションの世代。
世の中の空白を埋めるように仕事をしてきた世代です。社会にないものを生み出し、収入を増やし、家のテレビを白黒からカラーに変えて、電車通勤から車通勤に変えていった。
彼らが幸福だったのは、何かを達成することが、同時に社会貢献につながっていたからと解説しています。
これはまさに、ゲーム序盤のプレイヤーみたいですね。
乾けない世代
30代以下の世代。生まれたころからすでに何もかも揃っていたので、物や地位などを欲して頑張ることはない。埋めるべき空白が、そもそもない。
生まれたときにはテレビも冷蔵庫もあって、ベッドから起き上がらなくたって、リモコンやケータイひとつでなんでもできた。あらゆる業界で、あらゆることがなされており、今から何かのパイオニアにはなれそうにない。
こちらは、ゲーム中盤のプレイヤーのようです。
ゲームの序盤は、アイテムも何もなくて確かに大変ではありますが、ゼロから達成していくのはやりがいもあって、楽しいものです。
それと比べると、ゲームの中盤は大体のものがそろい、クリアへの道筋が見えて作業感がアップしてしまうものです。
先行きは見えないが、やりがいのある楽しいゲームの序盤は、「乾いている世代」がプレイし、「乾けない世代」が、もう先行きが見えてしまい、何でもそろったゲームの中盤からプレイするのは、それが本来、楽しいゲームであっても結構苦痛だと思うんです。
「乾いている世代」から見たら、こんな楽しいゲーム(人生)をなぜ、つまらなそうにプレイしているのか?と思うかもしれませんが、「乾けない世代」からみれば、そのゲーム(人生)の大体面白い部分はあらかたやりつくされた後なんです。
ゲーム中盤の中だるみ(今の時代)を面白くプレイするには?
プレイしない
いっそのこと、つまらないゲームはプレイしない自由もあります。「モチベーション革命」では、「勇気を出して引きこもるのもアリ」という章があります。
もちろん、いきなりニートになれと言っているわけではありませんが、「思い切って引きこもって、ひたすら好きなことをやり続けるのもアリ」ということだそうです。
これから超高齢化社会で平均寿命が、100歳以上になるであろうといわれています。そこでは与えられたことをこなし、会社に尽くすだけでは、限界があります。
やりたくない仕事を続けるくらいならば、いっそ引きこもって”自分の好き”と向き合ったほうが良いのです。
アップデートを待つ
ゲームのアップデートを待つという手もあります。新しいアイテム、新しいキャラクターなどがアップデートされれば、ゲームプレイのモチベーションもアップします。
メーカーにアップデートの要望を送るように、社会のアップデートの要望を選挙で投票するということになります。
自分でルールをつくる
もう、自分でルールをつくって楽しんでしまうという手もあります。「縛りプレイ」ってありますね。
あえてプレイヤーに不利な条件を課すよう「特定の制限」を加えて、限界までプレイする。
引用:Wikipedia
ゼルダの伝説なら、ハートが3つのままクリアするとかですね。
また、マインクラフトなら、建築テクニックを極めて家どころか1つの町をつくってしまうとか、最強の装備を目指すとかでしょうか。
わたし個人としては、個人事業主になるというのがわたしの新ルールです。
「モチベーション革命」では、「乾けない世代」が、いかに生きていくかが、書かれていますので読んでみて損はないと思います。
Darwin LaganzonによるPixabayからの画像