個人的な意見ですが、新学期9月開始は賛成です。前々から思っていたんです。新学期が9月だといいなって。
なぜかというと、春から夏にかけて自殺が多いからです。これは日本だけではありません。
世界的にも自殺は春から夏にかけてが多いです。季節が逆の南半球のブラジルでも、春先にあたる11月頃が多いそうです。
欧米ではご存知のとおり9月が新学期ですが,アメリカ合衆国のアラスカ州でも,自殺者数のピークは4〜8月にあると報告されています1).では,季節が逆の南半球ではどうかというと,ブラジルのサンパウロで14年間の6,916人の自殺者を調べたところ,11月頃がピークになるようで,これは北半球の春先にあたります
引用 : 【第45回 春先に増える自殺について考える】こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます|プライマリケアと救急を中心とした総合誌:レジデントノートホームページへようこそ
なぜ、春先に自殺が多いか?世界中の研究者が、解明に努めてきましたが原因はまだわかっていないそうです。
日本はただでさえ、自殺の多い春先と新学期がかぶっているので余計自殺者が多くなっているような気がするんですよね。
生物的に調子を崩すことの多い春先とプレッシャーがかかることが多い新学期と分けることで自殺のピークがいくらか分散されることによって、悲劇的な死が減るかもしれません。
「スッキリ」で知ったのですが、そもそも明治時代初期は9月新学期だったそうです。当時の主要産業の農業の収穫を待つために4月新学期になったそうです。
当時の主要産業は米などの農業であり、秋に収穫が行われ、それを換金して納税するという大きな流れがあった。
収穫から換金、納税するまでには大変時間がかかる。そのため、1月の予算編成に間に合わず、3月まで猶予を作る対応が取られた結果、明治19年から4月から3月末の年度となったという説があり、これに合わせて学校も4月入学になったとされているという。
こんな時期に変えたら余計混乱するとか、なかなかそう簡単には変えられないとは思いますが、こういう時じゃないと変えられない気もします。
新しいことを始めるのが苦手な日本人。なのに、一度始めたらなかなか変えられない日本人。
でも、時代が変わったと感じたら一気にドドドっと変えることができるのも日本人です。